最近は、若い人や女性のサウナ人口も増えていることもあり、オシャレでクオリティの高いサウナを提供する店舗が増えています。
サウナは、私たちの身体をリラックスした状態にさせてくれ、さらに睡眠の質を向上させる効果もあります。
このリラックス効果や、睡眠の質を向上させてくれるのが「整う」という現象です。 サウナの醍醐味といえば、やはりこの「整う」ことでしょう。
この記事では、サウナでの「整う」とは一体どのような状態なのかを解説するとともにその方法を紹介します。 また最後に実際に訪れたサウナの紹介をします。
サウナで心と体を整えるとともに、睡眠の質を向上させ生活リズムも整えていきましょう。
サウナの「整う」メカニズム
サウナの醍醐味といえば整うでしょう。この整う状態やそのための方法を解説いたします。
整うとは
整うとは、サウナ・水風呂・休憩の3つの工程をローテーションすることで、頭の中がぽわーと真っ白な感覚に陥ることでトランス状態になることです。
この状態では「幸福感に満ちた天国にいるような快感」と表現されるような感覚を得ることができます。
整うのメカニズム
高温多湿のサウナで限界まで体を温め、たくさんの汗をかき、そこから水風呂で一気に体を冷やすと、普段は経験しない温度差に体が反応し、興奮状態なります。
そこから外気浴で体を休めることで、「頭は冴えているけれど、体はリラックスしている状態」となり、一種の陶酔感にも似た感覚に浸ることができます。
サウナで「整う」ための6つのステップ
ここからは「整う」を体験するための、サウナの入り方やその準備について紹介をします。 最初の「整う」がサウナにハマるかどうかを左右します。
それでは最高の「整う」を体感するための方法を紹介します。
1.準備
- 水もしくはスポーツドリンク
脱水症状になるのを避けるため、水分補給ができるように準備をしましょう - サウナハット
熱による髪の毛へのダメージを軽減したり、頭皮の乾燥を防いだりする効果があります。 - サウナ用タオル
サウナ室で腰掛ける際に直接座ると熱いので、お尻に下に引くためのタオルを持っていきましょう。 - シャンプーなどのアメニティ類やタオルなど
シャンプー類は店舗によっては、準備されているので必要かどうかを事前にチェックしましょう。
飲食について
まず飲酒は避けましょう。アルコールが体に残っている中で、サウナに入ってしまうと脱水症状になる場合があります。
次に「整う」ために満腹状態は避けましょう。 しかし極端な空腹状態だと体調を悪くするので、サウナに入る2〜3時間前には、何かお腹に入れておきましょう。
2.体を洗う
温泉に入る時と同じくように、先に体と髪を洗うのがマナーです。
湯船がある場合は、サウナで体を温めやすくするために、先に入浴をしましょう。
サウナに入る前は、タオルで体についた水分を拭き取りましょう。
体に水分が残っていると、サウナに入った際、体についた水分が先に温まってしまいます。サウナでは、体の芯を温めるのが重要です。体の水分が急激に熱を持つと、体の芯を温める前に、体の表面の温度だけが上昇してしまいます。
3.サウナ室に入る
90度以上の高温多湿のサウナ室に入り、たくさん汗をかき、体の芯まで温めましょう。
サウナでの滞在時間の目安は6〜12分ほどです。
最初は無理はせず、サウナ室にある時計を見ながら自分のペースで楽しみましょう。
サウナ室では、サウナストーンなどの蒸気が出る場所に近いほど、温度が高くなります。
また座る位置が上にいくほど温度が高くなります。
4.水風呂に入る
サウナで十分に体が温まったところで、次は水風呂で体を冷やしましょう。
水風呂に入る前に、汗をしっかりと洗い流すのがマナーです。 体がびっくりしないように、なるべく心臓に遠いところから水を掛けましょう。
水風呂に浸かる時間の目安は1~2分ほどです。 体の芯まで、冷やさないように注意しましょう。
水風呂に浸かっていると、体表温度と水温との差で、体の表面に膜ができた感覚になります。 この膜のことを「羽衣をまとっている」と表現されます。
5.外気浴
高温多湿のサウナで体を温め、そこから水風呂で一気に体を冷やすと、突然の温度差に体が強く反応し、覚醒状態なります。
そこから普段慣れている外気の温度に体を晒し、休めることで「整う」状態になります。
水風呂から出たら、ベンチやリクライニングチェアがある休憩スペースで5~10分程度の休憩をとりましょう。外気浴の時間は、静かに整っている状態を堪能しましょう。 休憩が終わったら、次の人のために使用した椅子にかけ湯をしましょう。
慣れてきたら、サウナ、水風呂、外気浴のローテーションを何度も行い、さらに深い「整う」の状態をめざしましょう。 3回目の外気浴ときには、1回目の時よりもさらに一段階上の「整う」を体験することができます。
「整う」感覚は、すごい運動をして体が極限までに疲れた後、温かいお風呂に入ることで、一気に疲れが飛んでいくのに似ています。 一度サウナで「整う」ことを体験してしまうとこの感覚の虜になってしまいます。
6.サウナ上がりの一杯
サウナ上がりの飲み物は格別です。
最後は、コーヒー牛乳や、サウナー御用達のオロポ(オロナミンCとポカリを混ぜた飲み物)で締め括りましょう。 またサウナの後に食べるご飯に、サ飯という名前がついているぐらい、格別に美味しいく感じます。
次の日が休みの場合は、そのまま飲みに行くのもいいですね。
サウナがもたらす3つの効果について
サウナには睡眠の質の向上を含め私たちに色々な効果をもたらしてくれます。
今回はそんな中でも3つの効果について紹介します。
睡眠の質の向上
サウナで温まり休むことで、体と脳がリラックスした状態になります。
リラックス状態はしばらく続きます。寝る前の2.3時間前にサウナに入ることで、体がリラックスし眠る準備が整えられ、いつもよりも眠るまでの時間を早めることができます。リラックス状態からスムーズに入眠することで深い睡眠をとることができます。
疲労回復
サウナは体を芯から温めることで、血管が広がって血液の流れが良くなります。
この血の循環が適切に行われことで「肉体疲労」を回復してくれます。
さらに脳へも血液が回るので「脳疲労」を回復する効果もあります。
美肌効果
サウナで体温を上昇させ、代謝を上げることにより、体の古い細胞が分解されます。
古い細胞が分解される代わりに、新しい細胞が生まれます。
古い細胞と新しい細胞が入れ替わることで美しい肌が保つことができます。
サウナではこのように「整う」以外にもいくつかの効果があります。
サウナデビューで初の「整う」を体験
今回そんなサウナの効果を実感するために、ソロでサウナに行ってきました。
恵比寿、渋谷付近のサウナ5店舗を訪れ、1人サウナを堪能してきました。
事前に、人気漫画「サ道」(著:タナカ カツキ)を読んで、サウナや「整う」について勉強しました。
他にも、サウナハットや、オロポを作るためのポカリとオロナミンCを準備しました。
今回はその中でも1人でサウナを楽しめる「ひとりサウナプラス」を紹介します。
ひとりサウナプラス | 恵比寿
ひとりサウナプラスは、個室になっているため、周りを気にせずにフィンランド式サウナを、ひとりで贅沢に堪能できます。
各部屋に【サウナ】【冷⽔浴】【リクライニングチェア】が揃っています。 タオルやシャンプーなどのアメニティが揃っているため、手ぶらで行くことができます。 ちなみに店内には、自動販売機があり、ポカリとオロナミンCを買うことができました。
完全予約制のため事前予約が必要になります。
ひとりサウナは、水風呂ではありませんが、頭上から水が降るミストシャワーがあります。 また、シャワーヘッドは美容でも注目されているミラブルが搭載されています。 はじめて使うミラブル搭載のシャワーですが、普段のシャワーと違いに驚きがありました。
《電車》JR山手線「恵比寿駅」西口から徒歩5分
日比谷線「恵比寿駅」5番出口から徒歩4分
|ご利用時間/料金
60分 3,800円(税込)
90分 4,800円(税込)
|営業時間
08:00~26:00(午前2時)
|https://1sauna.jp/
|場所
〒150-0022 東京都渋谷区恵比寿南2-7-8 ルジェンテ恵比寿1階
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